ストロボ1台をカメラ3台で同時にシェア(共有)できる15000円の機材構成

ストロボ1台をカメラ3台で同時にシェア(共有)できる15000円の機材構成

モデル撮影を行うときには、レンズ交換を極力減らすために、複数のカメラボディを準備することでスムーズな撮影を心がけています。

ストロボ用のラジオスレーブについても同様に、複数台を使用することで交換を行わないスムーズな撮影を心がけています。今回はその機材構成についてご紹介します。

これは私の活用方法なので、もっとスムーズな方法などがあれば、コメント欄を使って教えてください。

準備する撮影機材

【参考】モデル撮影時に使用するカメラ・レンズ・ライティングの撮影機材について

カメラ・レンズ

いろいろな画角でモデル撮影ができるように、カメラとレンズは次の組み合わせで準備することが多いです。

3台のカメラのISOは同じ値にセットしておきます。

  • キヤノンEOS 1ds markⅢ + CANON EF135mm F2L USM
  • ソニーα9+ シグマ 85mm F1.4 DG HSM
  • ソニーCyber-shot DSC-RX1R(35mm)

ストロボ

機材の転倒による怪我や通行者への妨げを考慮して、なるべくライトスタンド1本にストロボを1灯のせるようにしています。

撮影スペースに余裕があり、風がなければアンブレラまたはソフトボックスを使用しますが、状況によってはストロボディフューザーで対応することもあります。

  • YONGNUO YN560III フラッシュ・ストロボ

ラジオスレーブ

3台のカメラに次の3つのラジオスレーブを1台ずつ取り付けます。

キヤノン・ソニーの区別はありませんが、YONGNUO YN560TX IIのみストロボ光量調整、照射角度の調整が可能です。(TTL機能、ハイスピードシンクロフラッシュ非対応です)

  • YONGNUO YN560TX II ワイヤレスフラッシュコントローラ

  • YONGNUO RF603CII-C3 x 2台

ラジオスレーブ

実際の撮影方法

85mmで撮影スタート

「YONGNUO YN560TX II ワイヤレスフラッシュコントローラ」を付けたカメラで撮影を始めます。私の場合、最初は85mmから撮影することが多いので、α9に「YONGNUO YN560TX II ワイヤレスフラッシュコントローラ」を付けています。

コントローラでストロボの光量、照射角度調整を行ってから、撮影開始です。

次に35mmで撮影

85mmと同じ絞り・シャッタースピードにすれば、そのままの状態でソニーCyber-shot DSC-RX1R(35mmの画角)+YONGNUO RF603CII-C3で撮影ができます。

最後に135mmで撮影

最後は135mmで撮影をするのですが、ソニーのISO感度は1段ほどキヤノンより反応がいいように思います。そのため、「YONGNUO YN560TX II ワイヤレスフラッシュコントローラ」でストロボの光量調整を1段あげてから、キヤノンEOS 1ds markⅢ + CANON EF135mm F2L USMで撮影を行います。

まとめ

  1. 「YONGNUO YN560III フラッシュ・ストロボ」は、「YONGNUO YN560TX II ワイヤレスフラッシュコントローラ」および「YONGNUO RF603CII-C3」各単体で無線発光させることが可能

  2. ストロボの光量、照射角度調整は、「YONGNUO YN560TX II ワイヤレスフラッシュコントローラ」のみ設定可能
  3. 「YONGNUO YN560III フラッシュ・ストロボ」は、TTL機能、ハイスピードシンクロフラッシュは非対応
  4. キヤノン・ソニー関係なく各ラジオスレーブを利用することが可能
  5. ご紹介した1灯のストロボと3つのラジオスレーブ全部で約15,000円で購入可能

YONGNUO YN560III フラッシュ・ストロボ:6,500円
YONGNUO YN560TX II ワイヤレスフラッシュコントローラ:4,699円
YONGNUO RF603CII-C3 x 2台:3,516円

※2019.7.24現在の価格

 

以上、「ストロボ1台をカメラ3台で同時にシェア(共有)できる15000円の機材構成」でした